NPO法人 グリーンウッド自然体験教育センター





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ねっこ教育とは?

人間の土台を作る 暮らしから学ぶ ねっこ教育

なぜ根っこ教育が必要なのか?

 環境破壊、食糧問題、戦争など今の地球規模での課題は山積みです。また、ニート・フリーターの増加、大人の倫理観が問われる時代にもなりました。
このような社会で、今のこどもたちに本当に必要な力はなんでしょうか。それは、自らの力で人生を切り開く力であり、自分たちで社会をつくりあげる力です。
こどもたちが同一の価値観ではなく、多様な価値観を持つことが未来をつくることにつながります。そのために必要なのは、人間の土台となる3つの心を育むこと。
これを人間の土台をつくる「ねっこ教育」と言います。

3つのねっことは?

未来をつくる人になるために必要な3つの心

      

 どんな立派に葉を茂らせている木でもねっこが弱ければ、嵐や災害で倒れてしまいます。昨今は、スキルやテクニックの力ばかりを伸ばしている風潮はないでしょうか。
学力があっても自立できない。体力、行動力、段取り力など身に付けても、その力を人のために使うのか、それとも・・・。
身に付けた力を発揮するには、正しく使うための心が必要です。
 こどもたちの人生も親から手を離れ、1人で船出をするためには、太く、長い丈夫なねっこを持つことが大切です。
しっかり育ったねっこの分だけ、木は枝を伸ばし、葉を茂らせ、実を生らせます。人生を生み出していくこと、身に付けた力を社会のために使うこと。
それには、「感じる心」、「楽しむ心」、「生み出す心」が必要なのです。

ねっこ教育概念図

   感じる心

だいだらぼっち 登山 人や自然から様々なものを感じ取る力。それが感性です。
感性を育てることは、愛情を育て、他者や物に対してもやさしさや慈しむ心を持つ土台となります。
だいだらぼっちの生活は山から薪をもらい、田畑を耕し、土を練って焼き物を作る、自然とつながる暮らしです。
 そんな中で自然とつながり、生かされている自分を感じていきます。
 また他者の気持ちを感じる心は思いやりを育て、社会のおきてを知る土台となります。こどもは自分の主張を押し付け、なんでも自分の思い通りにしたがるものです。しかし、だいだらぼっちの共同生活を通じ、ぶつかり合いや助け合い、支えて合いを学びます。自分と違う価値観や、自分の過ちを知り、そして日常からは支えあいややさしさを知り、他者や社会と関わりながら生きるための大切な心を育てます。

   楽しむ心

だいだらぼっち 薪作業 どんなことも楽しむ心は前向きな力を育てます。
だいだらぼっちでは毎日の食事作りやお風呂焚き、それに伴う作業など大変なことがたくさんあります。
 その時だいだらぼっちのこどもたちは、「どうやったら楽しくできるか?」を考えます。時に薪割りでどれだけ多く割れるかを競争したり、しりとりをしながら薪を運んだり、苦しさを楽しさに変えていきます。またそうするうちに苦労を乗り越えることが、本当の楽しみだと気づくのです。
 時に失敗することもあります。しかし失敗は成功するための過程であり、失敗があるからこそ、成功することが真の喜びであり、楽しみとなるのです。トライ&エラーを繰り返し、失敗への耐性を身につけ、乗り越える楽しさを知ること。こども時代の失敗だけが未来の大きな壁を乗り越えるための原動力となりうるのです。

  生み出す心

だいだらぼっちの年暦 遊びや楽しみもゲームやインターネットなど与えられることが多く、時に人生の節目となる学校や就職すら周囲の多大なサポートなしでは達成できない現代社会。自分の人生を自分が主人公となり歩むためには、自ら創り出す力が必要です。
 だいだらぼっちの一年間の予定は全くの白紙からスタートします。
 そこにやらなければならない仕事(薪作業や田んぼ、畑など暮らしを支えること)、やりたいことを書き入れていきます。こどもの「やりたい」と思う気持ちは前向きなパワーとなり、自らの「夢」を生み出します。そして自ら生み出したものには「責任」も伴います。「夢」はこどもの心の活力となり、「責任」はやりとげるための自らのチャレンジにつながります。




⇒ 暮らしの学校『だいだらぼっち』HP

どのようにしてねっこを育てるのか

 だいだらぼっちは、泰阜村という土壌に根付き、こどもたちのねっこの心を育みます。
例えば、「公園では騒いではいけません」という看板があるところで、こどもたちがノビノビとできるでしょうか。
地域の方がこどもの育ちを見守ってくれること、そしてのびのびと遊ぶ場と、恵みを与えてくれる豊かな自然が泰阜の土壌にはあるのです。
 その泰阜村でこどもたちは、だいだらぼっちの暮らし5箇条(話し合う、創る、働く、遊ぶ、関わる)に即して一年間を過ごします。しかしプログラムは大人が用意しません。
すべてこどもたちが主体で一年間のプログラムを話し合いで作っていきます。
 この暮らしが、こどもたちのねっこの心を伸ばし、様々な力を身に付けさせ、そうして、未来をつくる人となり、社会のために貢献していくのです。

だいだらぼっちの暮らし5箇条

3つの心と5か条が生まれた訳

 30年間の実績と、約360人のだいだらぼっちのこどもたちが教えてくれたことは、未来をつくる人になるために大切なのは、3つの心のねっこをのばすことでした。
 だいだらぼっちで過ごして来たこどもたちは、同じような人生を歩んでいるわけではありません。みんなそれぞれの道を歩んでいます。
なぜなら25年間で培われたねっこ教育は、こどもたちを同じ価値観にするマニュアル教育ではなく、自分で「感じ」、自分で「生み出し」、「楽しんでいく」、
つまり自分の人生を豊かに暮らすための、人間の土台を育む教育だったのです。この教育の考えは、25年間の歴史と、360人を超す参加したこどもたち、
その保護者の皆様たちと作られていったものなのです。

ねっこ教育の効果


 日本全国同世代の海外留学率は約12%。だいだらぼっち経験者の留学率は25.6%。グローバルな視点を持つため、海外留学にチャレンジし見聞を拡げるこどもたち。
まさに自分で人生を創り出しています。


 もちろん人にもよりますが、だいだらぼっちで暮らすことによって、学校の成績が上がっているこどもたちも多くいます。
難関校にチャレンジし合格したこどもたちが言うには、「何のために勉強するのかを考え、目標を持ってチャレンジすることが楽しくなった。」
「段取りをとって計画的にやれるようになった。」「勉強はあくまでも夢をかなえるための通過点。」「日々の生活で頭を使っているから、自然に勉強もできるようになる。」
「ただ単純に色んなことを知りたいと思うようになった。たくさんの経験が興味関心を拡げてくれた。」と様々です。
もちろん勉強ができる子ばかりでなく、苦手なこどももたくさんいますが、それぞれの得意なこと、好きなことに力を注ぎ、その分野で活躍しています。
ねっこを伸ばすということは、一生分の価値があるかもしれません。

(注)勉強や体を動かすことなど苦手なこどももいますし、得意なこどももいます。
学力だけで判断する訳ではありませんが、この件についてのお問合わせも多いので、傾向を出させていただいております。
全てのこどもが同じような結果が出る訳ではありません。


だいだらぼっち 卒業生 進学先

京都大学・大阪大学・名古屋大学・北海道大学・滋賀大学・静岡大学・岐阜大学・熊本大学・東京芸術大学・早稲田大学・上智大学・青山学院大学
同志社大学・関西学院大学・立命館大学・日本大学・駒沢大学・成城大学・法政大学・文京大学・中京大学・東海大学・日本福祉大学・千葉経済大学
文京女子大学・玉川大学・和光大学・多摩美術大学・桜美林大学・BTT大学・東洋大学・文化服装学院・東京福祉大学福祉専門学校 他
アメリカ、メキシコ、オーストラリア、アイルランド、カナダ、イギリス・イタリアなどの海外の大学や専門学校など


だいだらぼっち卒業生 現在の仕事

・ 民間企業 
・ 公務員(国家、地方、教員、保育士など)
・ 自営業経営者

法律事務所・運輸業・テレビ局・証券会社・クリーニング店・旅行観光業・飲食店・不動産関係・竹細工職人・造園業・測量・看護士・演劇講師・農家・建設業・占い師・陶芸家・タレント
行政書士・リサイクルショップ・介護福祉士・金属加工・製薬会社・旅行会社・塾講師・日本人学校教師・大学講師・家具店・バイクレーサー など





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