山村留学・だいだらぼっち
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山村留学・だいだらぼっち2015年だいだらぼっち 日々の様子> 10月2週

山村留学・だいだらぼっち
   
  


< 10月第2週 ・ 10/5〜10/11 >

前々から計画していた登山に行きました。だいだらぼっちの登山は年齢も体力もバラバラ。だからゆっくりの人、体力のない人に合わせて登ります。山頂手前の岩の上で、はい、チーズ!山頂までもう少し、登ったからこそ味わえるお楽しみです。
11月に開催するだいだらぼっち祭りに向けて、劇の練習が始まりました。この劇は台本からこどもたちが一所懸命に考えて作ったものです。初練習では台本片手にセリフの声にも気合が入ります。どんな劇に仕上がるのか、今から楽しみです。
ゆうは家族にお箸をつくっています。以前自分のお箸を作っているのであらかた工程はわかっています。前に比べたら小刀の扱いも手慣れたもの。迷わず形を削りだしていきます。
しのは電動ろくろにチャレンジ!ろくろを回しているときのしのの集中力はハンパじゃない!まだ少ししか回したことがないのに、ぶれずに中心をとることができるなんて、実はとってもすごいことなのです!
もち米の稲刈りをするこどもたち、まるで黄金の中にいるようです。
継続のもえは今年初めて稲刈りをするメンバーにやり方を教えています。こうしてこどもたちからこどもたちへといろんなバトンは引き継がれていくのです。
もち米の稲刈りの後は薪の運び出しに行きました。大きくてまだ乾いていない薪はとても重たくて、こどもたちの力ではトラックの荷台に載せられません。そこで、薪にロープをかけ、滑車を使ってロープをみんなで引っぱってトラックの荷台に載せることにしました。これぞ暮らしの知恵!知恵と力を合わせれば大きな薪も運べます。
この日は朝ごはん前に染物に使う木の実をとりに出かけました。この実は「くさぎ」といって、数少ない青く染められる材料なのです。小雨の降る中でしたが朝早くから出かけた甲斐あって、たくさん採ってこれました。早く染めたいね!
畑で育てていたサツマイモを収穫しました。見てくださいこの大きさ!サスケの顔よりも大きいかも!焼き芋にしようか、美味しいケーキにしようか、いずれにしても楽しみですね!
ちーはこの日残り物を使っておいしいご飯をつくりました。本を見てレシピ通りにつくるのもたのしいけれど、ありあわせのものでおいしいご飯をつくるのも楽しいもの。想像以上の出来にちーはご満悦です。
みけ <みけのコメント>

 読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋・・・いろいろありますがやはりここは「実りの秋」!春から手掛けてきたものがいろいろ実る季節です。田おこし、代掻き、田植えと進み、暑いさなかの毎週の草取りを越えて実ったお米や、こちらも草取り・水やりをがんばって育ててきた畑のサツマイモなど、こどもたちの頑張りがおいしい実りにかわります。そして、もう一つ、こどもたち自身にも実りが感じられる時期でもあります。4月・5月はどこかへ出かける計画も、うまく立てられず、計画倒れになってしまうこともありました。いろんな道具も、恐る恐る使っていました。ご飯づくりでも、メニューを決めることさえなかなかできませんでした。が、今では何とか計画を実現できるようになってきましたし、小刀やオノなども、危なげなく使っています。ご飯づくりでは、冷蔵庫の中の食材を見て、あるものでつくるという、お家のお母さんのように献立を決められるようになりました。うまくいかないこともたくさんありますが、この半年、日々暮らしの中で、失敗しながらもあきらめずに小さなチャレンジを積み重ねたことが、実りへとつながっているのです。そして、こどもたちの実りは、今実るものばかりではありません。1年後、10年後に形になるものもあります。今を大切に暮らすことが、こどもたち自身の未来を作ることにつながるのです。


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