山村留学・だいだらぼっち
暮らしの学校 だいだらぼっち山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち山村留学・暮らしの学校 だいだらぼっち

山村留学・だいだらぼっち2012年だいだらぼっち 日々の様子> 6月3週

山村留学・だいだらぼっち
   
  


< 6月第3週 ・ 6/18〜6/24 >
今週のものづくり教室は、こどもたちのやりたいことにチャレンジ!染め物・木工・鍛造の3つのチームに分かれて行いました。これはそのうちのひとつ、染め物です。
檜の皮を使って染めました。どんな模様にしようか考えに考えて作った跡がわかるんです。よーく目を凝らしてみてください。六角の星型になっているのがわかりますか?
こちらは染めたもので記念撮影。
ほかのチームもなかなか頑張っていました。
こんな風に自分たちでチャレンジできるところはだいだらぼっちならではですね!
これは何でしょう!?
答えは炭窯です。こどもたちは炭焼きにもチャレンジしました。まずは窯の底に竹を敷き詰めています。この竹を敷いておかないと、炭材の下のほうが土に刺さったままとなり、きちんと炭になりきらないからです。
こちらは中につめる木を準備しています。この木もこどもたちが自分たちで山から出してきたものです。その木を一定の長さに切り(これは大人がやりました)、炭の材としてちょうどいい太さに割っているところです。
割った材を窯の中に詰めていきます。焚き物にする薪とは違い、ほとんど乾いていない生木です。重たい材をぎっちり詰めるのは結構大変です。しかも窯の中はせまいので、少し身長が大きいと、中で立つことはできません。中にいるのは割と小さなこどもたち。頑張って重たい材を詰めきりました!
詰め終わったら窯の扉を閉じます。隙間も土でしっかりとふさぎます。
空気が入ると燃え尽きてしまって炭にはならないので、中もぎっちり、外側もぴったり、空気が入らないようにするのです。
窯を閉じたらいよいよ火入れ。焚き口で火を熾します。
最初のうちは薪をくべ続けるので、交代で焚いていきます。焼き上がりが楽しみですね!
この日は村の「花いっぱい運動」。この行事は村内の老人クラブ主催で村内の道路わきに花の苗を植える日です。おじいちゃん・おばあちゃんたちと一緒にマリーゴールドを植えていきます。
おじいちゃん・おばあちゃんたちは前日までに植えるスペースの草取り、耕運をやっておいてくれています。手早く作ってくれる畝に、こどもたちは苗を植え、肥料を撒いて生きました。泰阜では、おじいちゃん・おばあちゃんの出番がまだまだあるのです。
秋口からきれいな黄色いマリーゴールドが村中を彩ってくれます。これもまた楽しみですね!
みけ <みけのコメント>

今週のものづくりや炭焼きは、その時間だけがこどもたちの関わりではなく、その日・その時間のために準備をするところから全てこどもたちが関わっています。何をしようか考え、そのためには何が必要なのか考え、準備して初めてやりたいことが実現できる。
この、実現するための計画や準備をだいだらぼっちでは「段取り」と言っていますが、これは特別なことでなく、こどもたちは日々「段取り」を取っています。明日のご飯づくりの担当を決めることや風呂焚きに始まり、休日の過ごし方、作業の工程まで、とにかくありとあらゆる事に必要となってきます。だいだらぼっちで暮らしている間、ずっと「段取り」を取るこどもたち。いつの日か大人になって何かを為そうとするときに、その「段取り力」が発揮される事を信じています。


Copyright (C) NPO-GreenWood.All rights reserved.
このサイトに掲載されている文書,写真など全ての無断転載を禁じます。