山村留学・だいだらぼっち
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山村留学・だいだらぼっち2012年だいだらぼっち 日々の様子> 6月2週

山村留学・だいだらぼっち
   
  


< 6月第2週 ・ 6/11〜6/17 >
学校の振替休日を利用して、平日に中学生が天龍川へ川遊びに出かけました!「冷た〜い!」「楽しいー!!」「飛び込みがしたい!」などなど、良く晴れた太陽の下、泰阜村の自然を代満喫した1日でした。
まるちゃんの13歳の誕生日でした。お祝いのための誕生日ケーキは、ふきすけが心をこめて、おいし〜い紅茶のシフォンケーキを焼いてくれました。大勢の人にお祝いされる誕生日って、とっても幸せです。
近所のささんた(だいだらぼっちのすぐ近くに住んでいる農家さん)さんの梅畑に行って、梅の実を採らせていただきました。
昼間に採ってきた梅のヘタを、みんなできれいに取りました。この後、この梅を氷砂糖に漬けて、おいしい梅ジュースを作ります。だいだらぼっちのこどもたちは、毎年この季節になると梅ジュースができるのをとっても楽しみにしているのです。
2学期暦(7月〜12月までのやらなきゃいけないことの日程どり)を考えました。2学期は、運動会、恵曽祭、稲刈り、脱穀、祭り、窯焚き…などなど、他にも学校の行事や、だいだらぼっちでやることが盛りだくさんです。17人の知恵を持ち寄って、自分たちの予定をなんとか考えました。
この日の教室では、夕食皿を作りました。新規のこどもたちは、夕食皿でマイ食器づくりは一旦終わりです。マイ食器シリーズが焼きあがって、自分で作ったお皿を使うのがとっても楽しみです!
あっきーは、スプーンづくりにチャレンジ中です。継続のこどもたちが、それぞれのチャレンジをしている姿を見て、新規のこどもたちもその姿に触発されるのです。あっきーがこうして一生懸命木を削っている後姿を、新規のこどもたちが見ているのです。
みっちが、「木の箸を作りたい!」と、りんごの木から箸の材をとりました。ナタを使う手つきはまだ慣れませんが、こうやって少しずつ、木や道具に慣れていきます。手作りの木の箸が出来上がるのが楽しみです。
本当は山仕事に行くはずだったこの日。前日の朝からこの日の午前中まで大粒の雨が降り、山仕事には行けなくなってしまいました。「せめて、何かやれることをやろうよ」と出てきた案が、お風呂の薪積み作業でした。
お風呂焚きも、だんだんと慣れてきました。だいだらぼっちでは、上手に火がつけられること、早く、ちょうどいい湯加減にお風呂が焚けることが「かっこいいこと」なのです。
かおるこ <かおるこのコメント>

この週は、2学期暦をとりました。まだ6月なのに、こどもたちは12月までの大まかな予定を、頭を捻って決めていきました。「団結キャンプ(相談員も含めた全員でキャンプに出かける企画)をやるならここしかないよね」「窯焚きをするならどこにする?」「稲刈りや脱穀、薪作業も入れなきゃ」…大人でも難しいスケジュール組みを、17人のこどもたちは知恵を出し合って決めていきました。
17人で何か一つのことを決めることは、そう簡単なことではありません。しかも多数決はとらないのです。全員が納得する一つの答えを出すためには、譲り合いや思いやりがなければ話し合いは成立しません。お互いの主張のし合いで、話し合いがもめることはしょっちゅうです。しかし、何とか折り合いをつけて答えを出します。だいだらぼっちで行われるたくさんの「話し合い」の中で、こどもたちは相手に対する優しさを学んでゆくのだと思います。


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